これさえ読めばつわりの全てがわかる!つわりの症状と最新の対策【2022年】
妊娠が発覚したあと、しばらくして起きる「悪阻(つわり)」。妊娠中の不快症状の1つで、私もかなり悩まされました。
ちなみに1人目の時は冬の出産だったため、夏の季節が辛さのピークで、2人目は逆に夏の出産だったので冬の季節がつわりのピークでした。
どちらかといえば、1人目の「夏にピークだったつわり」がキツかった記憶があります。
なぜか素麺が食べられなくなり、夏はほぼアイスとゼリーで乗り切りました。
つわりが起こるしくみは諸説あって、まだはっきりとはわかっていないんだ。でも妊娠による急激なホルモン変化によるものと考えられているよ。
知っておけば怖くない!
今回は、つわりの症状とその最新の対策についてまとめたいと思います。
代表的なつわりの症状と対策
つわりの症状が出るか出ないか、また症状の内容や強さには個人差があります。しかし同じ妊婦さんでも、お腹の中にいる赤ちゃんの性別やその時の環境などによって、症状の現れ方に差があることが分かっています。
つわり症状には、大きく次の5つに分類できます。
吐きづわり
胃がムカムカして食欲がなくなり、食べるとすぐに吐いてしまう吐きづわり。妊婦さんの7割が経験するともいわれています。
水分補給が困難になることもあるので、脱水症状に気をつけなければなりません。
吐きづわりの対策
【1】食べやすいものを食べる
凍らせたフルーツが、吐きづわりの時期に食べやすいという声をよく聞きます。その中でもvita+(ビタプラス)のグレープフルーツに助けられた!という朗報も。
梅干しやレモンなど酸味が強く、さっぱりとしたものなら食べられるという意見も多いです。
そうめんやゼリーなど、喉越しの良いものもオススメです。
吐きづわりは脱水症状になりやすいため注意が必要です。知らず知らずのうちに脱水症状になっていて倒れてしまった…なんてことも。
とにかく水分摂取を心がけ、飲み物は摂取しやすいイオン飲料を飲むと良いでしょう。全く水分が取れない場合は、氷をなめることも有効です。
【2】気分転換をする
妊娠中、特につわりの時期は家から出たくなくなってしまうことが多いですが、閉じこもっているとメンタル的にも体調的にも良くありませんよね。
天気の良い日は近所を散歩したり、体調の良い日は映画を見たり、ベビーグッズ作りに挑戦したり、ゲームをするなど、何かに没頭するのも良さそうです。
夢中になっている時間は吐き気を忘れられるかもしれませんよ。
【3】吐き気がひどく食べられない時は諦める
赤ちゃんの栄養のためにも2人分食べなければ…なんて気負うことはありません。
食べられない時は無理をしないこと。食べられる時に少しでも何かを食べられればそれでオッケー、くらいに気持ちを軽くしましょう。
しかし、食べられない状況が続く場合は栄養失調が心配なので、きちんと産婦人科を受診し点滴などの治療を受けることも重要です。
【4】無理をせず体を休ませる
吐き気が強く体もだるい場合は、無理をしないことが一番大切です。パートナーに家事が任せられるのならお願いして休むこと。仕事もできるだけ他の人に任せ、自分の体と赤ちゃんをゆったりと休ませて気遣いましょう。
家事が任せられない場合は、家事代行を頼むのも1つの手だと思います。
食べづわり
空腹になると気持ちが悪くなる食べづわり。1回の食事量を減らし、回数を分けて空腹を感じる前に食べることが対策の1つ。
食べづわりで体重が増えすぎると、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群などになり、出産のリスクが上がることにつながることがあります。
できればお菓子よりも、一口おにぎりや小魚、低カロリーのゼリーなどをすぐに食べられるようにしておきましょう。
食べづわりの対策
【1】低カロリーのつまめるものを常に用意しておく
食べづわりを防ぐためには、空腹にならないように何かを食べる必要があります。
- クラッカー
- 一口おにぎり
- スルメや茎わかめ
- プルーンなどのドライフルーツ
- 果物ゼリー(凍らせるとなお良し)
- 酸っぱい系の飴
- 炭酸水
などが簡単で食べやすいとの声が。
「ちょこちょこ食べ」が有効ですが、この時カロリーに気をつけて。妊娠中に体重が増え過ぎると、妊娠中毒症や妊娠糖尿病などの病気にかかるリスクが高まります。ポケットやバッグの中に常備しておく食べ物は低糖質や低カロリーのものにしましょう。
【2】朝起きた時に軽く食べられるものを準備
人は眠っている間にもカロリーを消費しているため、目が覚めた時には空腹になってしまっているので朝は食べづわりになりやすい時間帯。
起床してすぐに気分が悪くなり動けなくなってしまう!という声が多いのもそのためです。
そんな朝の食べづわり対策として、起床後すぐに食べられるように、枕元に【1】のような食べ物を用意しておくと良いでしょう。
就寝前に軽食をとることも効果的です。
においつわり
食べ物や体臭など「におい」に敏感になり、吐き気などをもよおす「においつわり」。
特定のにおいを嗅ぐと気分が悪くなってしまうつわりで、炊きたてご飯のにおいが駄目!という話はよく耳にします。
なかなか避けるのが難しいつわりですが、うまく付き合うためにも以下の対策を参考にしてくださいね。
においつわりの対策
【1】苦手なにおいの発生源から離れる
炊飯中の湯気から発生する炊きたてご飯のにおいがダメ!もいう場合、少し知恵を働かせて不在中にご飯が炊けるように炊飯予約を変更しましょう。
においは意識することで避けることができます。自分がどんなにおいで反応するかを覚えておき、そのにおいが発生する場所やタイミングを避けるよう心がけることが何よりの対策です。
特に働く妊婦さんは、苦手なにおいに直面するシーンが多いかもしれません。様々な混ざり合う満員電車は気分が悪くなりやすいため、なるべく避けた方が賢明です。
【2】自分の好きなにおいを持ち歩く
ハンカチやタオルに自分の好きなにおいを染み込ませて持ち歩くと、気分が悪くなったときに落ち着くことができます。
昨今ではマスクの中につけるマスクスプレーやシールなども販売されているので、自分の落ち着く香りを見つけてみるのも良いと思います。
眠りつわり
「いくら寝ても眠り足りない」と思うほど、常に眠い状態が続く「眠りつわり」。体がだるい、頭がボーっとするといった症状があります。
これは妊娠維持に欠かせないプロゲステロン(黄体ホルモン)という女性ホルモンの働きによるもの。プロゲステロンにはさまざまな作用があり、その中の1つに「体温を上げ、眠気を促す」という作用があります。そのため、プロゲステロンが増える妊娠初期は、1日中眠気におそわれるよえな状態に陥ってしまいます。
その眠気もずっと続くわけではありません。眠気の原因と考えられるプロゲステロンは、妊娠2~4カ月をピークに急増し、5ヶ月ぐらいになると分泌量が元に戻ります。そのため安定期に入ると、眠気がおさまることも多いです。
この眠気は、多くの妊婦さんが感じるもの。眠い!と感じたら以下の対策を試して見てください。
眠りつわりの対策
【1】我慢せず寝る
眠気と感じるのは、妊娠中は特に身体が休息を求めているサイン。休日ならば、昼も夜も関係なく思い切って寝続けてみるのも良いでしょう。仕事中に眠くてどうしようもない時は、15分ほどの仮眠を取ることをおすすめします。
【2】適度に身体を動かす
身体を動かし血行を良くすることで、目が冴えて頭がすっきりする効果があります。妊娠中の無理な運動はもちろん禁物ですが、体調を見ながら近所の散歩や軽いストレッチなどを試してみることも対策のひとつです。
【3】ガムを噛む
ガムを噛むことで頭周辺の血液循環が良くなるので、眠気対策には有効な手段です。妊娠中は虫歯になりやすいので、糖分の少ないガムを選ぶようにすることが重要です。
【4】甘いものを控える
食後は特に眠気を感じやすいです。急激な血糖値の上昇によって、強い眠気が引き起こされることもあります。食事はサラダなどの繊維質の物から食べ始めて、血糖値がゆるやかに上がるようにしましょう。また、間食はケーキなどの甘い物ではなく、糖質が少なく栄養価が高いナッツ類がオススメ。飲み物は冷やした糖質ゼロの炭酸水が有効です。
【5】冷たい水で顔を洗う
冷たい水で顔を洗うと、目が冴えて頭がすっきりします。メイクをしていて顔が洗えないときは、濡らした冷たいタオルを首元に当てると効果的です。
首を冷やすグッズ
【6】ツボの刺激
眠気に効くツボを押してみるのも効果があります。親指と人差し指の骨が交差しているくぼんだ「合谷(ごうこく)」や中指の爪の生え際の親指側にある「中衝(ちゅうしょう)」を刺激することも眠気対策になります。
よだれつわり
認知度がまだ低く、周囲の理解が得られない場合も多い「よだれつわり」。友人がこのよだれつわりになって、はじめてその存在を知りましたが、とてもストレスがかかるつわりだと聞きました。
よだれつわりの症状は、妊娠前より唾液の分泌が多くなるというものです。すぐに飲み込める程度の微量の増加から、よだれがあふれて口からこぼれそうになる症状まで様々。
ただよだれが出るというだけではなく、飲み込むことで吐き気や不快感を伴うケースもあります。痰が絡んだような状態なってしまい、何度も吐き出さずにはいられないといった症状も。友人はまさにこれで、常に空のペットボトルを持ち歩き、そこに吐き出していた、と語っていました。
そんなよだれつわりの対策についてまとめてみます。
よだれつわりの対策
【1】唾液を溜めずに吐き出す
口の中にたまった唾液はこまめに吐き出し、うがいで不快感を軽減させしましょう。外出する時など、カバーをしたペットボトルを持ち歩くことで、気持ち悪くなったらその都度そこに吐き出すことができるようにしておきます。適度に水分を摂取することも軽減に繋がります。
【2】食事の味を濃くする
ソース味やケチャップ味など、食事を濃い味付けにすると、唾液による不快感を和らげることができます。ただし妊娠中は妊娠高血圧症になりやすいため、減塩・減油・減糖を心がけることも重要です。
【3】飴やガムを食べる
飴やガムを口に入れることで、唾液による不快感を軽減しスッキリすることができます。フリスクなどで効果があったという声もあります。
【4】マウスウォッシュを活用する
こまめなうがいは効果的です。自分が好きな味のマウスウォッシュを使用するとよいでしょう。また、レモン水でうがいをするのもおすすめです。
つわり対策アイテムまとめ
SNSなどの口コミから、2022年の最新つわり対策アイテムをまとめてみました。
効く効かないは個人差がありますが、どれも試してみる価値あり!なので、ぜひ参考にしてみてください。
ビタミンB6高配合の葉酸サプリメントを飲む
ビタミンB6高配合の葉酸サプリメントのつわり軽減作用|雪印ビーンスタークのプレスリリース
第59回日本母性衛生学会学術集会で紹介された雪印ビーンスタークのプレスリリースでは、ビタミンB6と葉酸の摂取がつわりの症状に効く!という朗報が。
この研究は日本人を対象とした初めての取り組みとなります。
研究成果のポイント
妊娠初期において、1日25mgのビタミンB6(ピリドキシン塩酸塩30mg)と400μgの葉酸投与は、吐き気などのつわりの症状を軽減する有効な方法であることが確認された。
これは凄い研究結果ですね!つわりが軽減されるということで妊娠中に積極的に取りたい栄養です。
マグネシウムをしっかりと摂取する
マグネシウムを十分に摂取することで、血清マグネシウムの低下を防ぎ、つわり予防に効果があります。
マグネシウムは、種実類やバナナ、海藻類などに多く含まれます。つわりが酷かったり苦手なものがあり食べられない場合はバナナだけでも食べてみることをオススメします。
サプリメントで摂取することもつわり軽減の為には良いかと思います!
つわり軽減バンドを使用する
つわり対策に有効な「手首の内関のツボ」を刺激してくれるバンドです。先輩ママさんから「これは効く!」との口コミが。
妊娠初期女性の85%が「効果あり」と回答したオストの医療用ツボ押しバンド。車酔いにも効くということで、レビューを見るとかなり期待できそう。これは試す価値があります!
妊娠初期には効果あり!!!
妊娠7週に入ったところですが、気持ち悪さが強くなり段々つらくなってきたので、一か八か購入可能してみました。私はつけた瞬間楽になりました!たまたまかとも思ったのですが、お風呂へ入るために外したらすぐ気持ち悪くなったのですごく効いていると思います!
効果あり
装着して1週間(お風呂以外は常時つけています)、自分にはかなり効果があります。
装着して20分程経つと、しんどかったむかむかが消え、装着してからはもどすこともなくなりました。もちろん、装着しているからと言って全く症状が出ないわけではないですが、かなりおさえられています。
そろそろつわりのピークですが、今のところ嘘のように動けています。しばらくお世話になりそうです。
悪阻軽減
妊娠中で悪阻が酷く、藁にもすがる思いでこちらの商品を購入致しました。気休め程度に着けていましたがいつもより吐き気が治まってる気がして驚きました。つけ忘れた日がありその日は吐き気も収まらず酷い悪阻がまた襲ってきました。すぐさまこちらのバンドをつけると吐き気が治まりそれからは忘れずに毎日使用しています。なくてはならない存在です。
引用:Amazonレビュー
かなり評価が高いことがわかります。つわりが酷い妊娠初期にぜひ使用することをオススメします。
タオルをお腹に巻いて温める
家庭でできる最も簡単な対処法が「お腹を温めること」です。妊娠中は不眠になりがちですが、眠れないときにお腹を温めると、副交感神経が優位になり自然に眠気が訪れることが分かっています。
お腹を温めるとつわりに伴うさまざまな症状が改善されると考えられるので、タオルや腹帯などで常に温めておくことが重要です。
まとめ
今回は妊娠初期に悩まされる「つわり」の症状と対策についてまとめました。
つわりそのものを完全に失くすことはできませんが、少しでも軽減する工夫をしながら大変な時期を前向きに乗り越えていきましょう!